鬼角
Angle demon

第肆階魔以上の悪魔の角を鬼角と呼ぶ。
角を失った悪魔はその悪魔の能力を失い、人魔へと成り下がる。
(十二柱の悪魔の場合、折られた者はその魔神格の能力を失い、
折った者はその角と共にその恐るべき能力を受け継ぐ事となる)
折られた角はその蓄えられた魔力によって
優秀な呪具、依代として重宝される。



小魔鬼 ゴブリス
Gobllis

小魔鬼。悪魔の階級でいえば
第伍階魔 (ヒュポクトニア)にあたる低級の悪魔。
創生の時代に地の獄(インフェルナ)より這い出してきた小魔鬼は
長き時代を経てアスティニア全土に広く分布されている。
知能もあり、群れで行動する事が多く、
魔源が留まる術場(レイポイント)に集まる習性を持つ。
鬼角を持つが、蓄積できる魔源は微々たるもの。
だが、秘蹟(ミスティリオン)、錬金術の触媒として加工する事が可能な為、
各地で神の名の元に悪魔狩りが行われている。


結晶暦
Crystal calendar

結晶世界の暦。
世界が創生結晶したと言われる神代の時代、
その始原の刻から数えた年月。一年は483日の16カ月周期。
2月と15月に月齢調整日がある。


結晶世界ラピスラズリ
The Crystal World Lapis Lazuli

世界の全てを表す総称、
断層連なる多重世界であり、
 伝承では

神が住まうという天つ国(パラディゾン)、
妖精が住まう幻想郷(フェアリウ)、
人間の住まう人世界(アスティニア)
悪魔が住まう地の獄(インフェルナ)

の、4つの階層世界の存在が確認されている。
他世界には世界の中心に聳える絶望の塔から行き来できる。

森巨人 ゴグリガ
【Gogriga】

背中に小さな二翼がある巨人種。
聖神アシュリシアが第二位種、
天使を生み出す過程で創られた試作種、その成れの果て。
古精霊語を扱うが、意味を成していない言葉の羅列のみで
言語による意思の疎通は不可能だが、身振りでのコミュニケーションは可能。
餌を与えてくれる者には従順であり、
バークーフェン帝国では巨人兵として軍事活用されている。


銀月の姉妹
Shirubamu-Siesta

嘗ては神聖王国アシュラン西部、
ギヴアリア地方一帯を支配していた亜人先住民族の末裔。
茶褐色の肌を持ち、部族の全てが女個体でありながら
男性器を兼ね備えているという、両性具有の亜人種である。
人間種や他の亜人種の女個体と交り合い、子孫を残していく。

月を神聖視する彼女達は満月の晩に
今は無き滅国、シルヴィエル遺跡、月の金字塔(オルガトルガ)に集い、
邪神を崇め祭る儀式を執り行っているという…。



九始龍
【Nine ancestor dracroix】

世界より生じた始原の第一位原種、
一稀少種族の中で始めて生まれ出でた九匹の龍の事。
全ての竜の始祖でもある。
現在、人世界には6匹の始龍がいる。

四霊の応王龍 ム・ラーブル(精霊化)
万主の陽帝龍 ハーベスト・アウナ
極彩の月虹龍 アグル・フラグル
災禍の邪星龍 グリムド(死亡)
純潔の処女龍 ヴァージニア・リアウ
蒼空の應天龍 ガル・ウルヴルズ
碧散の蜃海龍 シュトロバルグ
緋岩の蛟地龍 ラグルファイナ
八股の九頭龍 イミナオロチ(死亡)



銀髑髏精霊家章
【Silver skull spirit person chapter】

終末戦争時に長耳霊エルフィンの禁呪によって白銀化した髑髏を
家章として私的意匠化したもの。永遠の神性を意味する。