豚耳人 ピグニーア
【Pignier】

サクラメント王国から神聖王国アシュランにかけて生息する
桃色の垂れ耳と肉付きの良い柔肌を持つ獣人。
発汗しやすく、体臭は独特の芳香を放ち、汗は香水の材料として取引される。
その可愛らしい見た目に反して、非常に力が強く、
巨石で出来た棍棒を軽々と振り回す。
また、綺麗好きである事でも知られ、身体を舐める事で清潔を保とうとする。
自在に動く舌を用いた性技は、人間の女性には到底真似できない。

プネウマ
Pneuma

純霊石。
集められた魔力、精霊力はエンジェウストーンを核として結晶化し、
精霊組成されたプネウマ(純霊石)として形成、物質化される。
自然エネルギーの具現化、魔力集合体。


亜狐聖天 フォクザウ
【Foxzau】

フォクシウと同じく妖精種であり、存在を同一視する場合があるが、
フォクザウは万単位の年月を生きた悪狐(あっこ)が、
魔源によって妖精種に成り上がった存在である。
楽しい事や悪戯好きな性格で、よく人を化かすと謂われている。
最大の特徴は長い九本の尾で、自身の尾以外の八尾には
それぞれ別の闇霊を封じており、高名な死霊使いでもある。


狐聖天 フォクシウ
【Foxeyu】

東方、神国日陽では妖神と崇められている魔炎の妖精個体種。
幻想郷フェアリウに住まう
魔源の集合体である妖精種は本来は不可視の存在であるが、
肉を纏った下位種に憑依する事で肉体を得る事が出来、
フォクシウは白狐の肉器を媒介として人世界に現界した存在である。
人間種を惑わし、国を揺らぎ傾けさせる悪性を持ち、
悪魔種にも劣らない魔源を有し、自在に操る蒼炎は魂魄すら炭に変える。


フルムリア集落
Furumuria village

ギヴアリア地方のアジグルヒト半島中央部に隠れ住む
銀月の姉妹と呼ばれる亜人族の元集落地。
今は騎士団によって追い払われ、流浪の民となっている。


半精霊種
【The half spirit kind】

元々は精霊種であったが、人世界の魔源を多く得る事で肉の体を纏った亜人種の一つ。
出自がはっきりとした亜人である為、亜人種とは別種として分類されている。
人世界の魔源を体内で流動させている為、人間以上に魔源の扱いに長ける。
「エルフィン」や「ドワルグ」等がその代表格であるが、
エルフィンは魔術の形成術式、ドワルグは魔道具精製技術に優れる。
彼らは既に人間社会に広く溶け込んだ存在であり、人に対して友好的である事から、
亜人に対して敵対的な立場を取る神聖王国アシュランにおいても神敵認定はされていない。


八神徒
【Eight believers of God】

神話の時代、神がアスティニアの大地に人を造りたもうた時に、
初めて生み出されたという八人の人間の事。
聖書によれば八人はそれぞれ八匹の獣を連れていたと伝えられており、
後にそれは守護聖獣として人々に祀られる事となった。
神聖王国アシュランにおいては
騎士団の名に八匹の守護聖獣の名が冠されている。



バークーフェン金貨
【Barcufen gold coin】

バークーフェン帝国が発行する
アスティニア北部で広く流通している貨幣であり、
もっとも信頼性のある通貨である。
(一枚で我々の世界でいう一万円相当の価値がある。)
その細密な意匠からドワルグの高い冶金術が見て取れる。


人魔(ヒュム・デビュリアス)
Humm Debyuriasu

角を失い、魔力を奪われた元悪魔。
人格、記憶などは元の悪魔だった時と変わりはしないが
能力的には人間と大差はなく、不死ではないが不老の存在である。
ただし、寿命は存在するので
その個体がもつ生命力が失われれば死ぬ。


亜豚耳人 ピグバーシャ
【Pigbaashha】

バークーフェン帝国西南部に多く生息する豚耳人ピグニーアの亜種。
体色は灰褐色であるが、
磔白線と呼ばれる特徴的な刺青を全身に入れている。
性格は粗暴であり、悪食の性質も持ち、筋力もピグニーア以上に高く、
同じ生息地域に住まうシェトロールの戦士ですら暴れだしたら止められない程。
性欲も異常に強く、屈強なシェトロールを多数侍らせる事すらある。