【Dracroix】

ドラクロワ。
第一位原種であり、第一の不法。
世界から生み出された第一位原種の中で
最も強大な力を持つ神と言われる者達の持つ法と言う力に
抗う事の出来る力を生まれ持って出でた
神域の力と知能を持つ者達。
こういった世界から生まれでた特殊な能力を持つものを
神は神敵と呼び、排除してきた。


【Dracul】

ドラクル。
ドラクロワより出でし、第二位種。
人以上の力と知能を持つ。
一般的には総じて竜と呼ばれるが、
絶大的な力を持つ始竜たる九匹の龍達はドラクロワと敬意を篭めて呼ばれる。

人花精 ロズラウナ
【Roserauna】

本来、精神体である精霊種が人世界アスティニアの植物種へと受肉し、
人間種に擬態する事で現界したものを人花精種という。
薔薇の特徴を持つロズラウナ族はその代表的な一種である。
外見は人間の女性に酷似しているが、植物の精霊頭頂部の大華の一輪や、
男性器状の花芯を恥部に備え、植物学的には雌性両性同株である。
神聖王国アシュラン、ギヴアリア地方に残る童謡では
クゥアラベの森で出会った人間を信用してはならないと謳われている。

狸鬼 ラクバジャン
【Rakubajan】


魔工国家エルクハイムから東方の島国に分布する
狸の特徴を有した獣鬼。
卓越した変身能力を持つ一部の老個体を中心にコミュニティーを形成し、
集団で行動する事が殆どである。
狸鬼同士では古精霊語で会話するが、古くから人とも交流を持ち、
交易を行ってきた種である為、人語を話す事も出来る。


兎耳人 ラビリス
Rabillis

兎耳人。本来はエルクハイム東部にのみ生息する少数獣人族。
性格はおとなしく、長耳で複乳であり、
その乳房の多さからもわかるように
妊娠時は一度に6−8匹を産み落とすが雄が生まれる確率は低い。
奴隷商人の乱獲に合い、
その存在は希少さを増していくばかりであると考えられていたが、
近来の研究によると奴隷として売られた個体が人と交わる事で繁殖し、
アスティニア各地でその数を増やしている事が確認されている。


十二柱(レリウーリア)
Reriuria

大元帥、侯爵等、 地の獄の貴族階級、下位悪魔をも統べる12人の最上位悪魔 。

 憤怒のパンドゥク
 怠惰のノウン
 淫猥のアクメディテ
 絶対のイスカリオス
 混沌のラズラエル(出奔中にて欠番)
 罪悪のバズルトト
 悲哀のナシュローレン
 大逆のオム
 不義のシャングロット
 侮蔑のベリム
 濁色のデギアモン
 恥辱のゲイブルヘル

混沌のラズラエルは地の獄は出奔しており、
現在、憤怒のパンドゥクを筆頭に、11人の悪魔で全ての悪魔を統率し管理している。
不死ではあるが不死身ではない。
十二柱の悪魔は創造時に定数が決められており、
殺したり殺されたりしてもその定数は変わらず、
その定数を崩した者が十二柱の悪魔化し、崩された階級に組み込まれる。
つまり、十二柱の悪魔を殺しても更なる強さを持った悪魔が生まれるだけで
その数を減らす事は出来ないという悪魔のシステム。
(かつて、天使だったものが悪魔へと堕天した事は幾度もあるが
未だ人間が悪魔になった例は地の獄へと侵攻し、
見事、悪魔を討ち果たした英雄王アーヴァインの一例だけである。)
十二柱同士が殺しあうと、定数を割り込む事になるため、
本能的に互い同士の争いは起こらず、それぞれがある一定のテリトリーを持ち、
互いに干渉しないようにしている。
人や神に対してもそれぞれ異なる考えを持ち、
人や神に敵対する者、親交をもつ者とそれぞれなりの距離感をもって接している。